大家族・細野家の長女が人知れず涙! 長女ゆえの辛い苦しみ!
群馬県伊勢崎市に店を構える蕎麦屋「めんこや」は、TBS系『激闘大家族スペシャル 崖っぷちそば屋奮闘記 細野家の6男7女15人』で取り上げられた細野家が営む店だ。
伊勢崎市役所のすぐ目の前という好立地ながら、両隣りに老舗のうどん屋・蕎麦屋が立ち並んでおり、中々商売が繁盛しない。お客さんを他店に取られてばかりで、客足に苦しむ日々が続いていた。

「めんこや」の経営は細野家の夫婦以外に、長女次女・三女・長男ら子供達も積極的にお手伝いしている。家族一眼となって売上アップの為奮闘する姿は見ていて微笑ましい。
そんな親子愛が感じられる細野家であるが、1月16日放送分で、長女・美笑さんがカメラの前で涙を流した。

受験生の次女・咲笑さんに「美笑は今まで素直に生きてきたと思う?」と唐突に訊かれ、その時は「素直だったと思うよ」と答えた美笑さん。
しかし、自分も今高校二年生で、次の進路を考える時期に差し掛かっていた。大学には進学せず、就職するしか選択肢はないと思っている。
「お金の問題もあるけど、美笑も行ったから私も行きたいって言われるのは絶対に嫌なんですよ。そういうわけにはいかないんですよ。」
「みんなの事考えるとやっぱり無理って言われちゃうのは分かってるし。」

長女を除いて、細野家には下に12人も弟妹がいる。現在の蕎麦屋の経営状況を考慮すると、到底全員が大学に進学するだけに余裕はない。この先どうなるかも分からない。家族想いだからこそ、我慢しなければならないことも分かっている。

母親長女と同じ気持ちだった。「そういう面で結局我慢させちゃうっていうか、無理させなくちゃならないっていう部分がどうしてもね。これで一人っ子とか二人っきりだけだったら、何年間かだけだったらどうにかなるけど。。。この子にはやってあげてこの子にはやってあげないっていうのが、これだけ人数がいると一番嫌なんだよね。沢山の物は皆に平等にはあげれてないけど、沢山のものがあったら、少しずつでも平等に分け与えたい。」
意見が一致した、というより、普段から母親の側にいる長女は、自然と母親の考えを悟ったのであろう。

お店では、弱冠9歳の次男・一星くんですら自分の部屋で「いらっしゃいませ」を言う練習をやっていた。彼は自分がお店のために出来る事はないかと率先して年齢が近い姉妹と話し合い、練習を始め、やがて店頭に立った。お客さんが会計を終えて店から出る時、先回りしてドアを開ける気遣いを見せていた。兄姉の背中を見て下の子達もしっかり育っている証拠。今時9歳でこれほど働ける子供も珍しい。

細野家の子供達は、学校で学ぶ勉強よりも大切なことを、日々のお手伝いの中で会得しているに違いない。
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